無線免許不要 Wi-Fi FPVドローン の制作

無線免許不要 Wi-Fi FPVドローン の制作

2021年3月4日 0 投稿者: jizomae

DJI FPV でましたね!

FPV嗜む人、嗜もうとしている人には、何が魅力かって

無線免許不要

日本国内で使用する際に2.4GHz帯が選ばれるので、業務利用であっても開局手続きとかが不要なんですよね。
(きっと電波ケーサツが地団駄踏んでいることでしょうw)

ただ、その重量が795gと余裕のアッパー200g。航空法上の「無人航空機」となりますので、FPVを楽しみたい場合は補助者を用意するとか、事前の承認申請とか、そっちの方が厄介になります。

アナウンスによりますと、ゴーグルからスマホへ有線接続してDJI FLY(アップデート待ち)にて画面表示も可能になるとのことなので、従来空撮機シリーズの様に目視にてオペレートすることも可能になる、かもしれないですw

すでに国内販売店は売り切れ続出。次に入ってくるのはいつになるのか。私が20万円くらい稼ぎ出すのはいつになるのか…。

というわけで無線免許不要FPVドローンってニーズは凄ーくあるのはわかりました。
ならば…

Wi-Fi FPV ドローンを(また)作ってみよう!w

はいはい。先に言っておきますが、現時点での実用性はかなり低いです><
ただ、これを読んだドローンメーカーさん、特にトイドローンを製造販売しているブランドさんに、「ほう。どうれ当社も作って出してみるか」って気持ちになってくれれば、そして実際にリリースされれば、国内のFPV市場が動く様になるんじゃないかと。
ベテランの方々には「またじぞまえがバカやってるよw」でお見逃しいただけたらとw

まず、用意するのはコチラ!

Holy Stone ドローン カメラ付き 小型 室内向け バッテリー2個 200g以下 初心者向け リアルタイム 高度維持 2.4GHz 4CH マルチコプター 宙返り モード1/2自由転換可 国内認証済み HS210Pro(赤)

プロモーションコード「3VB7VW5J」で15%も値引きされます!
5/31まで有効です!

どうしよう。もう一個くらい買っておくかな…w

HS210Proには、バッテリーが3個ついてくる「青」が以前からリリースされていたんですが、今回レビューしてみて、なんとかHATABAコースを周回できたんですよね。

(どうかガンガンご覧いただいて、ガンガンイイネとかやっちゃってくださいw 「拍手を送る」は本人もっと嬉しいですw ←最低w)

HS210Proの「いただけない」ところは、

  • カメラが前から下にしか動かせず、FPVが破綻している。
  • コントローラーが酷すぎてちゃんと操縦できない。
  • バッテリーが専用品。

ならば…

カメラだけ抜き取って手持ちのドローンに積んでしまえ

ってなるわけですよwww
(なんねーよ普通!)

分解してしまうので、メーカー保証対象では無くなるでしょうし、その他色々な事柄が自己責任となるかと思われます。
もちろん、紹介している私は責任おうつもりもございませんし、内容についての問い合わせも答える義務を放棄させていただきます。
それでは意を決して、分解作業から参りましょう。

HS210Proの分解

本体を用意します。
コントローラーやら残骸はもう使えないものと思ってください。
(ペラやモーターくらいは他の用途にも使えるかな?)

ひっくり返すと…

わかりますか?
まず、技適マーク。万が一のこともありますから、控えておいてください。
(そもそも技適製品は蓋をあけた時点で無効となるそうです。)
ネジが本体胴体部分のケツ、そして左右に合計3つ。プロペラ部分のネジは外さなくてもOK。
あと、カメラの奥にもネジが1つ。

合計4つのネジを外してください。
どうせ捨てちゃうでしょうけど(!?)ネジは取っておいて損はないです。多分。

ネジを外すと、トップシェルが外せます。

ごらんのとおり、実はまだまだスペースがあるFC基盤w
なんでこの形に落ち着いているのか問いたい。問い詰めたい。
写真の下んところが4つの接点をもった「電源」。ごめんなさい反射して飛んでますねw
ここの2つずつがプラスとマイナスになってます。
もしも、本体のバッテリーだけTinyWhoopなどで使ってるPH2.0とかBT2.0のピッグテールを付け足して運用したいって考えている方がいましたら、ここの左右1個(例えば両端ですね)にプラスマイナスに注意してピッグテールを半田付けすればOKです。多分。
その際バッテリーの固定は輪ゴムなりなんなり。

基盤は3つの短いネジで固定されています。取り外してください。
そうすれば基盤が浮きます。FC基盤の下にWi-Fiモジュールがあります。固定されていません。

あと、ついでにカメラをホールドしている白い受け材のネジも外しておきましょう。

エナメル被覆の線(上の写真で右側寄りにあるやつ)を半田ごてで外さなければなりません。
黒っぽいのがGND(マイナス)、赤っぽいのがVCC(プラス)、金色っぽいのがRX(ちょっと謎w)。
多分RXは、スマホで本体を操作する際にFCに制御信号を流すためのもの。

今回は、「画面さえ映ってくれればOK」というスタンスでまいりますので、RXはショートさせないように絶縁テープでも先っぽに被せておきましょう。
ダクトの脇にWi-Fiアンテナ(黒いやつ)が這わせられているので、抜き取る時に気をつけて。もちろんカメラへのケーブルがフラットケーブルなので痛めないように。

うーん。HS210Pro(青)となんら変わりない気がしているんですが、どうなんでしょうね。何か性能アップしたりとか、あったんでしょうか。Wi-Fiって受信感度が大きく影響しますから、ここでアンテナを高品質なものに変えるとかすると、伝送安定するかもしれませんね。知らんけど。

カメラの「ケース」は、横からカッターとかをちょいと刺して捻るとぱかっと外れます。

Whoopを用意する

「宝箱」に1S-2S対応CrazyBeeF4らしきボードがありました。XT30プラグなので2S運用でまいりたいと思います。多分これ、Mobula7のワケアリ品として、XT-XINTEで破格処分されていたものw

FRとあるからFRSKY-D8か、S-FHSSで運用できますね。ランドの配置などはGoogle先生で画像検索するとわかるかと思います。必要なのは「+5V」とGND。もう一度言いますが、今回「RX」は封印して使わない方向です。

今回は、カメラ用に用意されていた「+5V」と「GND」を拝借して半田付けします。

心配なのは、「本当にHS210ProのWi-Fiモジュールは5V動作なのか」ってところ。繋いで通電して燃えたらこの記事は終了ですwww

ドキドキ…
2S 350mAhリポバッテリーを接続!

無事点灯を確認!

スマホを手に取り、Wi-Fiの接続先を選びます。

アプリを起動して…

映ったー!!!www

カメラマウントを考える

カメラレンズ部分が割と小さく、該当するキャノピーが思いつかなかったので、手付かずで転がっていたMobula7のキャノピーでとりあえずw

結構悩んだんですが、とりあえずは練習機的な立ち位置にしようかと思って。
ほんと、ちゃんと遅延も無い凄ーく使い物になるという確信があれば。レビューでお分かりの様に、録画しながらとか、画面収録しながらとかになると一気に遅延するこのカメラなので、いっそのことInsta360GOをマウントして、録画はそっちでという作戦もあるんですが。
Whoop用のInsta360GOマウントとかは、羊風堂さんなどで販売しています。結構他のドローンショップでも在庫あると思うので、最初からそっちで組んでしまうのも一興。

カメラモジュールのサイズが本来のものとは違いますので、ひさびさに登場ダイソーの「かるいねんど」!
これ、マジ便利www
乾いたらスポンジみたいな感じになりますし、まず軽い。

ひとつまみカメラケースに詰め込んで、カメラモジュールをぐいぐい。耳かきみたいなものでコネコネしながら整えます。乾くまで他のことをして過ごしましょうか。コーヒーいれてきます。

小一時間で充分乾いた感じ。

ぴゃぴゃっと組み立てて、BetaflightConfigで設定して、TX16SのFrsky-D8とバインドして、完成!(端折ったなオイ!w)

Wi-Fiモジュールはキャノピー内に押し込んでいるだけ。FCとの不意な接触でショートせぬよう、絶縁テープを貼っています。

ちょっと飛ばしてみたんですが…

廊下でしゅわーっと飛ばしてみたんですが、ゴーグル装着で飛ばしたわけじゃ無いので、なんとも…w
遅延というか、FPS不足というか、5.8G FPVみたいな感じのヌルヌルと映像が来るって感じじゃないですw
実用性は不安しかないwww

この週末、HATABAに行きますし、コース周回にチャレンジしてみますが、屋内なら2Sより1Sで飛ばしたいところ。
1SのXT30プラグのバッテリー、Eachine Cinefunシリーズ用に登場しているんですけど、私Cinefun持ってないし。

カメラは無事上向きとなりましたし、前進させても前がちゃんと見えるのは(当たり前ですけど)確認できました。
スマホをセットして遊ぶVRゴーグルを装着し、画面表示をアプリの「VR」をタップして2面表示すれば、FPVも可能です。

実は2.4G伝送なFPVソリューションはすでにある!

FuriousFPVってところから、2.4GのVTxと、Fatsharkなどのゴーグルに取り付ける受信モジュールは既に製品化されています。

FuriousFPV 2.4Ghz Combo TrueD-X International+VTX Long R ange 2.4G Clarity Redefined FPV Receiver for Fatshark Dominator V1 V2 V3 FPV Goggles

ちょっとVTxモジュールが大きめですけど、2.5インチ以上とか、75Whoopとかなら搭載できるんじゃないかなって思ってます。
ただ、これ

日本の電波認証受けていない

んですよ><
業務FPV撮影したくて、でもそれをするには業務開局が必須なのですが、それから開放されるというのは、相当に魅力的。構成次第となりますが、U199だって不可能じゃ無いのではと。
日本の電波基準に沿ったものなのかとか、わからないですし、FuriousFPVに問い合わせても「検討しとく」と言ったきり音沙汰ないですwww

今求められているのは「遅延の無い2.4G VTxの登場」

FuriousFPV 2.4G Comboの評判は良いです。アナログなので、そりゃあDJI FPVにはクォリティ負けますけど、操縦者的には、録画は積んだGoProで行うという今まで通りの考えで通用するでしょうし、自作ドローンで包括通して補助者つけての運用だって具体性があります。
色々と用途は見えてくるはずなのに、電波法が足枷となってしまっているのは非常に残念です。

HS210 ProのWi-Fi カメラは、ワイドレンズ118度。これだけでも要望だしてからかなりの歳月がかかってやっとといった感じ。あれかな。どっちかっていうと、Wi-Fiスパイカメラがワイドレンズになったついでにドローン用カメラもワイドレンズになった流れ?w

あとはほんと、レイテンシー。遅延なんですよね><
DJI FPVはあのごっつい本体で低遅延を実現しています。
Air Moduleは今のところV1(5.8Gオンリー)のまま。2.4Gに対応したAir Module登場のアナウンスは今のところなく、皆さんもどかしい思いをしていることかと思います。

テクノロジー的には2.4Gで低遅延の映像伝送が可能なわけですから、ぜひ日本の企業さんには、真剣に開発に取り組んでいただけたらなって願っています。

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