美味しい中華フープの始め方 2018年末 購入編
2018年12月13日ファースト・ワン。これをどれにするかでほんと変わってきそうです。それくらい今のWhoopソリューションは多様化してしまっていて、混沌としています。だがその混沌が良いとも言えます。定番が一つだけじゃ、どこぞの空撮機のように直ぐ飽きますからw
まずは自分の境遇を想像してみましょう。
- 郊外在住で外でも飛ばせるけど、屋内ではあまり飛ばせる場所は無いかも
- 都市部在住で外は飛行禁止区域だし、公園はドローン禁止なのでもっぱら室内
- そもそもドローンは初めて
そう、中華フープは屋外と屋内では楽しみ方に差があり、それによって買い揃えていくネタも変わってくる、そう私は考えます。
もちろん、カネにもの言わせてどっさり多彩に用意するのも一興でしょう(泥沼)w
屋内で楽しむ
私は、自宅でのフライトを一切禁止されています。我が家には犬がいて、そいつがドローンを怖がってしまうんですw
何かしら「ピッ」なんて音がしようものなら尻尾を丸めてどこかに引きこもってしまいます。ストレスにもなってしまうでしょうから、犬の事を考えて飛ばさない事となっています。ですが幸いにも、別に家があります。そこが古民家ステージ。
屋外で楽しむ
屋外フライトですと天候によって大きく左右されます。雨はもちろんNG。晴れていても風が強ければダメですね。少しくらいの風であれば、パワーさえあれば結構いけます。そのパワーを左右するのが、モーターの種類と言えます。
楽しさの幅をぐっと広げる飛行モードの違い
TinyWhoopはそのコンセプトに「FPVレーシング」が含まれています。自律飛行する空撮ドローンとは異なり、自身がもつ操縦技術によってコントロールする事になります。操縦スティックから手を離せば墜落なりフライアウェイなりしてしまいますし、目を離すか、FPV映像の受信が出来なくなるとやはり墜落なりフライアウェイでしょう。
ただ、飛行モードの種類では、多少は頑張ってくれるものもあるので、TPOに応じて使い分けるのもアリかと思います。
- STAB・Angleモード
- Horizonモード
- AIR・Acroモード
ドローンの心臓部、フライトコントローラーの種類にもよりますが、たいていはこの3つのモードが用意されています。これらは設定することで、切り替えが可能だったりします。トイドローンではAngleモードが普通で、最近ではさらに高度維持モードも付加されています。
おっと、前置きが長すぎですね。それでは本題!
おすすめソリューション 屋内編
少し前までは「JJRC H36を『素』に中華フープへと改造する」のが良いと考えていましたが、今ではJJRC H36は入手が難しくなっているみたいですね。また、プロトコルが不明な類似品が多く存在し、JJRC H36はJJRC H36でしかない(中華フープ化は厳しい)のが現状。もちろん、無改造で室内でまずは基本であるホバリングや前後左右移動などを楽しみたいのであれば、買って損は無いと思いますが、中華フープ化を狙うのであれば買わないで良いと思うようになっています。
JJRC H36がどうしておすすめできないところ。
- プロトコルが不明
- 6mmモーターが非力
- 座布団型バッテリーのパワーの無さ
などが挙げられます。最初に安物で始めていただくのもアリだと思ってましたが、絶対不満を抱き、結局はそこそこの値段のもの、高価のものを買い足してしまっている泥沼な状態を何度も見てしまうと、迂闊に紹介しちゃダメだなとw
そしてその上をいく、かつてはエントリーの定番だったEachine E011、E011C。こちらもおすすめ出来ない問題点が。
- 入手困難
- 座布団型バッテリー(略
モーターは7mm。トイドローンなパッケージに搭載されているデフォルトなモーターでカメラ積んでもちゃんと頑張って飛んでくれます。ほんと、問題は売り切れる事。バッテリーは3.7V 260mAh〜300mAhリポバッテリーなのですが、入手はかなり難しくなっています。
欲しいのに買えない、買えたとしても異常に高価な問題がある今の状態。おいそれとおすすめ出来なくなっている事もご理解ください。
そんな事情を踏まえた上で、今私がおすすめするTinyWhoop屋内仕様。やっと具体的に紹介ですw
基本全部BETAFPVで揃うw
・FPV Whoop Racing Advanced Kit
フルセットです。買ってバッテリーを充電すれば直ぐ飛ばせる組み合わせ。
実は以前はもっとチープな組み合わせもあったんですが、製造が終わってしまったのでしょうか、ラインナップから姿を消しました。
参考までにさらにお安いセットもあるのですが、そちらはコントローラーが「おっさんの手には小さすぎる」んです。それに、スティック感度がレーシングするには厳しすぎなので、おすすめしたく無いです。
ドローン本体は文句なし。コントローラーとゴーグルに多少の不満はありますけど、これが私が妥協点を相殺しておすすめできるもっとも安いソリューションだと思います。
もちろん、本体だけを買い、プロポとゴーグルを別に入手しても良いと思います。ただし、これ以上高価になる事は覚悟ください。
海外購入しか道が無いわけではないです
Whoopのブームのおかげで、あちこちの国内ショップでも販売されるようになっています。当然ながら、個人輸入するよりも値段はあがりますが、アフターサービスを含めサポートもあり、納入までの時間も圧倒的に短いので、私は多少高かろうが、初めてなら無茶をせずに、国内ショップで買うという事も検討していただきたいと思っています。
私も時々利用させていただいているWhoop系パーツもあるドローンショップサイト
※私の利用経験だけを元に勝手に列記しております。削除依頼、掲載依頼はどうぞ遠慮なく問い合わせください。
海外通販を利用される場合の注意点
海外ショップではクレジットカードは利用しないが吉です。ショップがどれだけ信用できるかにもよりますが、スキニング被害はかなり報告をうけています。
必ずPayPal決済とし、相手にクレジットカード情報が行かない事を心がけて利用しましょう。PayPalでは商品が届かなかったり、不良品だったりした場合の紛争交渉を代行してくれたりもします。
おすすめソリューション屋外編
と行きたいところなのですが、屋外ですと単に飛ばす事で生じる以外のリスクも発生します。ですので、ここはショップや経験豊富な団体に相談される事が大前提でおすすめとなります(丸投げかよ!)w
考え方としては、
- そこそこのパワー
- 安心できるリモート距離
- なるべく威圧感の無いもの
この3点を注視して、選んで行く事が重要になると思っています。
7mmブラシモーターでも、結構屋外でも飛んでくれます。6mmモーターですと、トイドローン用のものとTinyWhoop用のものではパワーに差があります。トイドローン用のものはパワーには期待しない方が良いです。つまりは屋外では飛ばさない。
飛行モードですと、AngleモードよりもAcroモードの方ががんばり具合はあがります。
先に紹介したフルセットのドローン、コントローラーは伝送距離に不安があります。自律飛行する空撮ドローンのような2kmとか1kmとかは論外、目安としては100mか、それ以下といったところです。
また、FPV映像はさらに伝送距離は短いので、それらに注意していればロスト回避率はあがると思います。
屋外で圧倒的パフォーマンスを得られるのはブラシレスモーター
ここからは「今」話題に上がっているモデルの紹介をするとします。前記事を熟読され、情報収集をすでに積み重ねている方には「知っとるわい」な話になりますし、決断されるのは当人次第です。
BNFです。BNFというのは、本体のみと考えるのが良いでしょう。バッテリーが付いてくるもの、付いてこないものも含めてBNFと言われたりもするので、注意が必要です。
小さいながらもブラシレスモーター。タートルモード(機体がひっくり返った際にスイッチでコマンドを送り、方向舵をいれると起き上がってくれる、横着者支援機能)も搭載。屋内・屋外で楽しめる飛びっぷりです。
フレームサイズ(モーター軸間長さ)75mmな2セルWhoop。一気にパワーアップです。私はこれを改造してフルハイビジョン撮影が可能にしちゃいました。
オリジナルのままですと、カメラの角度が結構きつい35度ですので、室内での飛行はそうとう腕をあげないと厳しいと思いますが、改造してカメラ角度を変更できるようにすれば、屋内をまったり飛ばす事も可能です。
「お仲間」として65mmもあります。
BNFモデルは、買っただけでは飛ばすに至れません。セッティングが必要となります。これが落とし穴。挫折する人、さらに沼の奥へとハマられる人との分かれ道に思ってたりします。
美味しい中華フープの始め方 2018年末 設定編とでもしましょうか。果たして記事をポストできるのか!?