BETAFPV MeteorシリーズをELRS 2.2.0 へサクッとアップデート
2022年2月15日数日前までELRS1.0で行くとか言ってたのに!w
手順は、噛み砕いで解説するほど複雑では無いと思っていますが、トラブった場合の原因究明が大変なんですよね。
- ExpressLRS Configuratorを使用してELRS Nano TX ModuleをELRS 2.2.0へファームウェアアップデートする。
- MeteorのBetaflightのファームウェアバージョンを4.3.0-RC3にアップデートする。
- CLIにdiffを流し込む。
- Binding PhraseをCLIで流し込む。
トラブルが無ければコレだけなんですよコレだけ。
なのに、私ときたら…w
ExpressLRS Configurator
- ELRS Nano TX Moduleは一旦送信機から抜いて、モジュール単体の状態で行いましょう。取り付けたまま行おうとすると故障する可能性があります。
- アンテナは取り付けた状態推奨です。アンテナを外した状態で通電すると故障する可能性があります。
- Releaseを2.2.0に。
- TargetのDevice categoryをBETAFPV2.4GHzに。
- DeviceをBETAFPV 2400 TX Nanoに。
- DOWNLOAD LUA SCRIPTボタンが出現するので、ポチってダウンロードし保存。
elrsV2.lua
というファイルが生成されているはず。
- Device optionsのBinding phraseを確認する。フレーズを決めて居ないと、もしくはフレーズがお友達と被っていると混線するので注意。
- この仕組みを逆手にとると、例えば複数のELRSプロポを同じBinding Phraseを設定しておけば、プロポ取っ替え引っ替えして運用する事も可能です。
なお、Binding phraseはUID(User IDでしょうか)で数値の羅列となってBetaflightに定義づけられます。自身が決めたフレーズのUIDが知りたい場合は、ExpressLRSホームページからHardware→SPI Receiverへとページを進めると、UID Byte Generatorがあるので、そこに自分のフレーズを打ち込んで知る事ができます。
- フレーズを決めて、設定項目に間違いが無いかを確認したら、BUILD & FLASH。
- 数分かかる場合があるので気長にSuccess表示まで待ちましょう。
成功すればResultにSuccess!と出るはずです。
BACKしてモジュールをPCから抜いてOKです。
以上がExpressLRS Configuratorでの手順です。アプリ終了しちゃってOK。
PCを使って送信機のSDカード内にLUA SCRIPTをコピー
送信機のSDカードに先ほど生成された
elrsV2.lua
をコピーします。コピー先は
/script/tools
って書けばいいの?w
SCRIPTフォルダ→TOOLSフォルダの中です。
Betaflight Configurator10.8
すでにELRS1.2.1での運用をされているものだと勝手に想定して手順を進めています。
接続したら、まずはバックアップとっておきましょう。
- CLIコマンドラインにて、diff allし、ファイルに保存します。保存したら一旦切断。saveしてリスタートさせても良いでしょう。
- ファームフラッシャーまたはUpdate Firmwareをポチって中に入ります。接続ののち、DFUモードをポチって入る方法もあるんですよね?
- 未検証版リリースを表示をオン
- Expertモード有効をオン
- リリースおよびRCバージョンを選択
- BETAFPVF4SV1280を選択
- 01−02−2022 18:20 – 4.3.0-RC3を選択
- ファームウェアを選択[Online]をポチってファームウェアをネットからダウンロード
- ファームウェアの更新をポチっ
- 接続するとエラーが出るはず
- スルーしてCLIコマンドラインへ。
- 先ほどバックアップしたdiffファイルを流し込んでsaveして再起動。
- さらにBinding Phraseを流し込んでsaveして再起動。
再起動して、接続してエラーが出ていなければ成功。
送信機起動していたら接続されているのがわかる…はず…ですw
あ!送信機で確認しましょうね!w
Binding phraseを変更した場合は、UIDを再定義するのをお忘れなく。
もしくは、受信機にて「受信機のバインド」をポチ。送信機からTOOLSのExpressLRSを呼び出してBIND押してバインドさせてもOK。
トラブルシューティング的な何か
モーターにてエラーが出る
バッテリー繋いだ際に「テレリ…(沈黙)」の際はFCが何かしらバグっていて起動しきれないでいる状態です。
BFCに繋いでモーターをみて、このエラーが出ていた場合は、CLIコマンドラインにて、次の命令文を入れてみてください。
set dshot_bitbang = OFF
saveをお忘れなく。
DShotがVTX SmartAudioと被ってるみたいなエラーでして、動画ではまだそれが解決できず、ポートにてVTxを無効化しています。
今のところ私以外の同様なエラーに悩まされていた人は、dshot_bitbangをOFFることで解決しているのを確認しています。
バインドしてもうまく繋がっていない感じ?
バインドは確認できていても、なーんか遅延が酷かったりテレメトリーロストとテレメトリーリカバーを繰り返す状態になっている事があります。いくつかの対処法があげられています。
ELRS Nano TXのファームウェアアップデートのやり直し。
ExpressLRSファームウェアのアップデートに失敗した際におこる事が多いそうで、やり直ししてFIXされた方がいるようです。
また、PCに名前を付ける際、漢字など日本語を使ったりしていると失敗するみたいです。ファイルパスが日本語未対応なのでしょうね。参照に失敗するパターンだw
基本設定のTEREMETRYをオフる。
これするとVTxチャンネル指定の恩恵を得られませんが(そもそもレシーバー側に技適ついてないからね!)、Happymodel系のほうで同様の不具合の時はテレメトリーするなとアドバイス出ていたみたいなので試してみてください。
Betaflight ConfiguratorにてCPU占有率をチェック。
ウィンドウ下部にて、CPU占有率が常時表示されているかと思います。その値が50%を超えている様だとリモートも不安定になっているみたいです。
基本設定にてPIDループ演算周波数の値を下げて、CPU占有率が50%以下になるようにしましょう。
8.0KHzだったのを4.0KHzにすることでCPU占有率が30%以下になって、ちゃんと接続するようになったケースがあります。
YouTube
トラブル解決する以前の動画ですので、概要欄もできれば一読お願いします。
BETAFPVもMeteor85からはELRS2.0で出してくるみたいです。
日本でのELRS1.0の時代は、ホントあっけなく終わりましたかねw
私はまだHappymodel製品のELRSは試していないのですが、機会があればそちらも試してみたいところです。
HappymodelのほうはもうELRS2.0みたいなので、ELRS1.2.1な人はなるはやでアップデートする事をオススメします。