何かと便利!? 2S 350mAh リポバッテリー その2
2019年4月28日前回はバッテリーそのものの使い道的な紹介でしたが、今回は充電器とかを。
残念ながらコレ一つあれば良いというもんでもなかったorz
私の場合、1S Whoopと2S Whoopがメインなのは、もうご存知かと思います。CineWhoopがじわじわきていて(あ、私は全部レビューとかしませんから、比較したい方はdrone4さんのところをチェックされると良いと思います)、ひょっとしたら今後は3Sも増えていくのかと。
ああ、泥沼w
まず、バッテリーの運用について、覚えて置きたい事をいくつか。
満充電のまま放置しない
これ、実は私しょっちゅうやっちゃってます><
バッテリー内の成分が気化しやすくなるらしく、バッテリーが膨れ上がる事になります。
私たちはこれを「妊娠」と呼んでますw
数日間使わないなーって時は、70%くらいにしておくのが良いらしいです。性能の良い(?)充電器にはストレージモードというのがあり、それで保存に最適な電圧に放電してくれたりします。
低温時は人肌に温めてから使用する
もうこれから暑くなってくので、あまり心配は要らないんでしょうけど(といいつつ、こっちさっき霙が降って、薪ストーブ再稼働してます><)、気温が低い状態ですと、おのずとバッテリーも冷たーくなってます。これも劣化の一因となるらしく、また、パフォーマンス自体もがっつり落ちますので、気をつけましょう。
完全放電はしない
最近のWhoopはOSDが当たり前になりつつありますから、バッテリー警告出していればさほどの心配事では無いかも知れませんが、ドローンが全く飛ばなくなるまで粘っちゃいますと、完全放電一歩手前の瀕死の状態になるわけで、これもバッテリーにとっては良く無い事らしいです。
マキタの電動工具、私はインパクトドライバーを多様する、ちょっと瓦屋にしては珍しい工法をやってるんですが、周りからは「電池は使い切ってから充電かける方が良い」って言われたりもして戸惑ってますw
保管は慎重に
バッテリーは燃えます。中に入っているリチウムイオンは空気に触れるだけで燃えます。そんなものを、アルミとビニールで包んでいるのがドローンのバッテリー。手で破るのは困難かも知れませんが、ちょっと切れたり、ビニールが劣化でもしていたら。
ですので保管時は不燃材料で出来たバッグに入れるとか、周りに燃えるものを置かないとかの配慮を心がけましょう。
充電中は目を離さない
バッテリーが燃えるトラブルは、保管時はもちろん、充電時に起こりうるそうです。YouTubeにも過充電をさせて発火している映像が公開されてたりします。
充電セットしてお出かけとかもってのほか。実際それで家が燃え尽きてしまった人もいますので。
充電中、バッテリーが膨れ上がりだしたり、いい匂い(変な匂い?)がし出したり、熱が高くなってたりと、異常を感じたら速やかに充電をやめましょう。
では、私の充電ソリューションを紹介します。くれぐれもコレ、最適解ではなく、人によって様々である事をご了承ください。間違ってるかも知れませんし。
充電環境のオオスジ
私の場合、お外ではXT60のバッテリーが電源となります。USBモノはモバイルバッテリーなんてのがありますが、ドローンのバッテリーは基本XT60 3S 1000mAhとかです。
給電用XT60 3Sバッテリーの充電を、前もってHTRC HT260AC/DC DUOを使って行なっています。
で、1Sも、2Sも、XT60 3Sバッテリーを電源として運用。
もちろんコンセントがある環境であれば、XT60 3Sバッテリーは使いませんw
XT60 3Sバッテリーは、昔レビューしたドローンの残骸(?)だったりしていて、そろそろ新たに買い足さないととは思っていますが、海外通販で安く買えるのかは調べてませんw
国内ショップの方が手堅いかも知れませんね。
1Sバッテリーの充電ととか
まずは1S環境について。これは実はもう開き直って「1Sバッテリーは飲み物」と考えてしまっています><
ですので、使ってる充電器はUS65とかに付属していたもの。羽咋ドローンズメンバーに譲ったりもしましたが、3台まだあります。イベントでフル稼働する時とかは重宝するんですが、普通に扱う分には1台あれば充分かなって思ってます。
実はコレ、精度はそんなに良く無くて、充電結果にばらつきがあったりします。だからと言ってお金かけても気がつけばバッテリーは膨らみ、なんか持たなくなり、ポイ。
HVになってからペース上がった気がします><
気になってるのはコレ。
URUAV 6 in 1 PRO 5X4.35W 5X1A Battery Charger for 1S LiPO/LiHv/Li-ion Battery Charger With Micro MX mCPX JST
仕組みとしては、US65の「オマケ」となんら変わりないんですが、液晶表示の安心感が魅力?
あと、給電(インプット)が6〜12VのXT60であるところも、今の私の環境にマッチしています。
US65充電器にXT60 3Sなバッテリーを繋いで充電。
勿体無いから(?)充電終わったら速やかに給電用バッテリーを抜いてたり。US65充電器は「INP」(入力電圧)、「USB](USBへの供給電圧)、「CH1〜CH6」(各ポートへの供給電圧。充電時は充電中のバッテリー電圧)を順に表示します。充電中はたまに見て異常がないかをチェックしましょう。
で、この充電器、給電のためのポートはXT60だけじゃないんですよね。12V 5mmプラグも用意されています。
※USBポートは出力専用です。くれぐれも給電用途に使おうとしないでください。
で、12V 5mmピンプラグなAC/DCアダプターはBanggoodでも売ってまして。
AC 100-240V to DC 12V 2A Power Supply Adapter for AirJugar YF-CG001 1S Battery Charger
コンセントがある環境下ではこれも使ったりします。6本びっちり充電できる時と、6本目が不安定になるとき(充電完了時と同じLEDが点滅状態のまま)があるので、これを使う時は4本同時充電くらいに留めています。
他、HTRC HT206AC/DC DUOなどは6Sまでのバランス充電や放電に対応しているわけですが、ケーブルを自作してあたかも6S 300mAhバッテリーにみたてて、バランス充電するという方法もあります。
これが最もバッテリーを健全に運用できると思われるのですが、私が自作するとどこかを間違えて燃やして終了って気がしてならず、作れずにいます。
(もしも既製品として発売されているようであればお教えください)
問題は放電。というか1Sバッテリーのストレージ状態化。HVバッテリーですと4.3Vが満充電ですが、このまま放置してますとバッテリーは劣化します。遊び終えたらストレージ状態化する必要があります。80%という人、50%と言う人、様々なのが気になりますが、要は満充電保管はやめとけという事なのでしょう。1Sの場合、私はドローンを使って放電しています。
そう、半端に飛ばしてヤメ。
OSDで3.7Vとかを目安としています。
単に満充電なバッテリー装着して、目視ホバ1分くらいというのでも、私は別に良いんじゃ無いのって思ってます。
それ以上シビアにやってたって、バッテリーは使ってくうちにダメになっていきますから(TT
2Sバッテリーの充電とか
メインで使ってるのはBETAFPVの2S 350mAhである事は度々申してますが、他にもありまして、それらも一切合切でざっくり(きっとツッコミどころ満載なんだろうなぁ)。
お外で使ってるのはもうコレ!こればっか!
ISDT Q6 Pro BattGo 300W 14A Pocket Lipo Battery Balance Charger
もう手放せませんw
大袈裟かもですが手放せませんw
2S〜6Sまで対応のバランスチャージャーです。っていうか、チャージだけじゃなく、ディスチャージ、ストレージもこれ一台で可能です。
それと、これだけですと、インプットもアウトプットもXT60なので、BETAの2S 350mAh 350mAhはダイレクトに充電出来ないのはお分りいただけますよね。
なので追い銭ごめんなさい!でもコイツもぜひ!
XT30 1S-3S Plug Parallel Charging Board For IMAX B6 ISDT XT60 Plug Charger
これで同時に6本充電できるようになります。
私、このマルチチャージの理屈が理解できてなくて、途方にくれてたんですが、ツイッターでお教えいただけてスッキリしました^^
つまり、私の場合は2S 350mAhなので、それが4本同時充電したいなってなったら、
0.35 x 4本 = 1.4A流し込め
という事です。
2本が350mAh、1本が450mAh、1本が300mAhであれば、
0.35 x 2本 + 0.45 + 0.30 = 1.45A流し込め
ってこってすな!
あーすっきりしたっ☆
ISDT Q6 Proとパラレルチャージングボードがあれば、XT30な3Sでも同様に使用可能です。
厄介?XTじゃないプラグを持ったバッテリー
あるんですよたまに。JSTプラグなやつとか!w
ET100だったかな?(今羽咋ドローンズメンバーに貸し出し中)すんごい良い飛びするんですが、デフォルトがJSTプラグ。スキを見て(?)プラグは交換しておかねば!w
で、こういったモノの場合は、しょうがない、諦めと開き直りでコレ使います。
バランスケーブルの方だけで充電を行うタイプのもの。何かのドローンに付いてきていたものだと思うのですが、信用できないっすw
他にも2S限定USB給電タイプのものもありますが、7.4Vに対し5Vの給電と考えたら、フルチャージまで一体どれくらいの時間がかかるのでしょうか。想像するとかったるくなりませんか?w
注意:電圧をほぼ揃える!
パラレルチャージングの基本は「電圧を揃える」事にあるそうです。差が大きいと最悪発火とかもあるとかないとか。ビビらせないでくださいよー><
なので、電圧が揃ってるかどうかをチェックするために、ごめんなさいもう一個アイテムを紹介します。
Battery Voltage Meter Tester Battery Monitor Buzzer Alarm For 1S-8S Lipo Battery
これ、1個。バランスコネクターにブスッとさすと、電圧がわかります。
1Sものだと単純に電圧を表示するだけなのですが、2S以上のバッテリーを刺すと、最初にもの凄い大音響のブザーが「ピピピピピッ!」となります。おかげで自宅での使用を禁止されていますorz
プラスマイナスを間違えないように気をつけてください。裏側に表示があります。マイナスを基準にバランスコネクタをぶっ刺せばOK。
複数セルものを刺した場合は、トータル電圧、それぞれのセル(No1〜)の電圧、セルの最大値、セルの最小値、電圧差の表示をループします。
これで、バッテリーの電圧が結構簡単にわかるわけですが、揃ってなかった場合は大人しくパラレルチャージングを諦めて1個ずつ充電した方が良さげですね。
あると便利!?12V AC/DCアダプターのXT60口版
これ、知られている様で知られていないみたいなので。
BETAFPV 1s Lipo LiHV Charger Board
これね、例によって1Sのマルチチャージャーなワケですけど、インプットがXT60オンリーで、USBアウトプットも無いんです。その代わり、アダプター付きをオプションで選べます。そのアダプターが先の写真。使い倒しすぎてプラグがもげてしまったので、半田付けしなおして、より丈夫になるよう熱収縮チューブで保護していますw
これ、1Sマルチチャージャーにも使えますけど、ISDT Q6 Proにも、HT206AC/DC DUOにも使えます。なにせ12Vを流し込んでくれるXT60なわけですから。
自作も出来そうですが、巷で絶賛発売中のAC/DCアダプターって、割と2本の線のどっちがプラスでどっちがマイナスなのかがわかんなかったりするんですよね><
自作でも購入でも、これも最低1つは持っておきたいアイテムだと思って紹介させていただきました。
ぶっきらぼう過ぎる!?私のバッテリー運搬ボックス
バッテリーは発火した際の事を考え、専用のポーチに入れるべきって方が圧倒的に多いですし、私もそう思います。
そんな事をいいつつ、私のバッテリーバッグはコレ。
例によって(?)ダイソーのアタッシュケース300円に、バッテリー仕分けるのにやはりダイソーの分類ケース(?なんて名前か忘れたw)。この状態で蓋がしまるというのだから驚きですw
お菓子業界にまで私のポリシー「サクッと」が浸透していて、とても嬉しいですっ☆
ちなみにこのお菓子は先ほどうちの爺さんが亡くなられたご近所さんの法事に行ってもらって帰ってきたもの。
これらを息子のお下がりの大きめなバックパックに入れて持ち運んでいます。つまり、防炎措置はそのバッグにあると考えています。
もしもこれでバッテリーが発火したら、バッグの中身であるドローンも、Taranis X Liteも、Eachine EV200Dも燃えてしまうのでしょう。
あーおそろしいなー(棒読み)
私は基本移動は車ですし、バッグを担いで電車に乗る事もありませんし、さほどの衝撃も車内放置も無いようにしていますから、そこまで神妙になる事もなかろうと。
これで燃えたらネタにはなりますかね?
燃やす気はありませんがw
だらだらとここまで書き連ねましたが、この記事が多くの方の参考になる事を願っています。
何度もいいますが、私のこのソリューションは決して最適解では無いと思っています。ドローンの組み立てと同様、それぞれの方がそれぞれの価値や嗜好のもとに、アイデアを出し合ってより最適解へともっていけたら良いですね。