Jumper T8SG V2 レビュー決定
2019年1月23日波には乗り遅れるでしょうけど、支払い確認済みとなりました^^
・Jumper T8SG V2.0 Plus Hall Gimbal Multi-protocol Advanced 2.7″ OLED Transmitter for Flysky Frsky – Mode 2 (Left Hand Throttle)
在庫があるうちに!
しれっと国内電波認証済みとなったT8SG V2 Plus。初期ロットには技適マークが無かったのですが、突然技適マークがついていてプチパニック中です。
Banggood日本公式も、早速ツイートしていますね^^
羽咋ドローンズメンバーも早速ゲット!燦然と輝く(光ってないですがw)技適マーク眩しすぎます!
聞くところによるとこのシール、すぐに剥がれたりハゲたりしそうだそうで、上から保護シールをさらに貼っておくなどの先手を打っておいた方が良さそうです。
T8SG V2 Plusって何がすごいの?
こう思われている方も多いかと思います。
送信機って、日本での代表格はFUTABA T10J、T14SGなどが、ドローンパイロット(ああ、DJIなどのようなRTFものは、専用コントローラーがついてますね)に愛用されていたりします。そのプロトコルはS-FHSS。日本でのメジャープロトコルはS-FHSSと言っても良いのかな?
一方海外。
S-FHSSはどちらかというとマイナーなんです。勿論愛用されている方もいるでしょうけど、私の感触としては、
- Frsky
- Flysky
- DSMX
これらが「3大勢力」に思えます。
例えば、最近私の中で「マストバイ」な1S 65mm ブラシレスWhoop、UK65をみてみましょうか。
こちらの製品はFrsky若しくはFlyskyプロトコル版が選べます。はい、S-FHSS版は無いです。
ただ、実はこのUS65は、有志によってファームウェアを書き換える事により、S-FHSSプロトコル化ができるようになっています。
ではUS65を操縦したい場合、どうしたら良いのか。Frsky版ならTARANISなどFrskyプロトコルを搭載した送信機を使います。Flysky版ならFlysky FS-i6などのFlyskyプロトコルな送信機が必要になります。
つまり、
1つのプロトコルに対して1つの送信機
これがラジコンの一種常識だったワケです。
T8SG V2 Plusは、そのRCの本体と送信機の関係式を、ブレイクスルーした送信機の一つと言えます。T8SG V2 Plusは、この送信機一つで
FrskyだろうがFlyskyだろうがDSMXだろうがS-FHSSだろうがバインドさせる事が可能なオープンソースなスイーツ、deviationを採用しています
ね?凄いでしょ?
deviationについて
「逸脱」って意味ですかねー?
もともとは、母体となった送信機はWalkera DEVOシリーズでした。deventionというくくりで数種類の送信機がリリースされていました。
このDEVOシリーズがもつ機能、今では常識化したとも言える、
USBによるPCとの接続およびファームウェアアップデート
を逆手にとって(?)、有志によってファームウェアを独自に開発。それがdeviation。オリジナルのdeventionファームウェアをdeviationファームウェアに書き換える事で、マルチプロトコルな送信機として生まれ変わらせられるようにワケです。
Walkera DEVOシリーズのうち、
・液晶ディスプレイがついたもの
・USBポートを備えているもの
が対象です。なので、Walkera DEVO7など、せっかくWalkera Rodeoシリーズに技適付きでついているものは対象外だったりします。
Wikiによって常に情報共有され、かなり早いペースでバグフィックスやサポートモデルがアップデートされるのも、deviationの魅力の一つと言えます。
単純にdeviationにファームウェアを書き換えただけでは、対応するプロトコルは数少なく、DEVOシリーズに加えDSM2/DSMX、あと少々だったと思います。
そこで、ハードウェアにRFモジュールを接続し、認識させる事で数多のプロトコルがサポートされるようになります。
ちなみに、
技適付きでも改造した時点で無効
となりますorz
つまり、マルチプロトコルな送信機で、国内電波認証を持っているものは、Jumper T8SG V2 Plusまで一切なかったんです><
今の今まで無かったのは不思議なくらいなんですが、多くのドローンフライヤーが待ち望んでいた、技適付きマルチプロトコル送信機、それがJumper T8SG V2 Plusなのです。
既に国内正規販売されているdeviation採用送信機、Jumper T8MPにも技適マークがバッチリ付いていますが、こちらはFrskyのみが対応プロトコルだそうです。現物もっていないので詳細はわかりませんが、一部ではファームウェアを書き換える事も改造とみなされるとか言われてますので(真相は藪蛇したくないので調べないでいますwもう調べる必要もなくなりましたが。)、取り扱いには十分注意してください。また、T8MPはJumper T8SG V2 Plusの旧バージョンであるT8SGがベースとなっています。
Jumper T8SG V2 Plusでバインドできるドローン、どんなものがあるかというのは、本家サイトのSupported models で確認できます。ただし、ネタはあまり更新されてないですね。というのも、
トイドローンのメーカーは基本、プロトコルに何を採用しているかを公開していない
からなんですよ!
これがトイドローン人気が廃れている原因の一つだという事も理解せずに。
DIYなドローンや、レーシングドローンは、基本キット販売やBNF。ですので積極的にプロトコルを公開しています。つまりT8SG V2 Plusがあれば、あとはプロトコルを合わせてバインドするだけで、BNFや自作したドローンが飛ばせる様になります。経済的ですよね^^
私が「トイドローンなんてとっとと見切って中華フープで遊ぼうぜ!」とついつい言ってしまうのは、こういった背景もあるからなんですよね。
先にリンク貼ったSupported Modelsをよーく見ていただくとわかりますが、メジャーなトイドローンブランド、HubsanやSymaなんかも、deviationはサポートしています。ですが今やHubsanは技適付きで販売する戦略ですし、Symaもすっかり高度維持(スロットルレバー中立)ですし、あんまりメリットは無いかも知れませんね。手動でレバーの真ん中に持っていく事に慣れてしまえば、どうという事も無いかも知れません。
現在わかっている問題点!?
実は既に手にされた方の報告もどんどん上がっており、そのいくつかを紹介しておきます。
MODE1とMODE2とでほんのり仕様が異なる!?
Jumper T8SG V2 Plusは、モード1、モード2それぞれが用意されています。そのうち、モード1を購入された方の報告によりますと、
付属のバッテリーボックスがAAAx4本様のみ
とのこと。
「バッテリーなんて別に…」と思っている私ですが、聞くところによると単三乾電池4本では、外部モジュールがうまく動作しない場合があるそうです。なので、モード2版にはついている「18650×2ケース」での運用が理想らしいです。
なお、バッテリーについては、羊風堂が既に製造・販売を始めています。即売り切れましたが、これはオススメですので、ぜひあわせて購入しておきましょう。売り切れ中であれば予約いれておきましょう(多分ものすごく売れるw)。
また、モード1では付いていない本体背面のグリップが、モード2ですと付いていたり、DIY BOXの形状が少し違っていたりという報告も。ひょっとしたら、技適付きモデルも既にマイナー変更があったのかも知れません(Mode1は世界的に数出ないから旧仕様とか?)。
ファームウェアを最新のものに更新するとバグる!?
mixi:ドローン友の会メンバーさんからの報告です。最新のビルドにしないと、手持ちのドローン(?)がバインドできないらしく、ファームウェアをアップデートしたところ、バグったそうです。ファームウェアを購入時のものに戻すと直ったそうで、早速deviationフォーラムに意見され、バグフィックスは終わったそうなので、近々訂正の済んだファームウェアも公開されると思います。
ま、現在販売中のJumper T8SG V2 Plusのファームウェアは5.0.0と新しいものなので、無理してファームウェアアップデートを仕掛ける必要も無いのかなと思っている私です。
PCとの接続時、USBハブ経由だと認識しない!?
こちらも友の会メンバーさんの報告。外部ストレージとしてもT8SG V2 Plusは使えるのですが、その接続の際、USBハブをとおして行っても認識されず、直接PCのUSBポートに接続すると認識したそうです。
もしも本製品を購入され、認識されなかった場合は、まずは直接接続を試してみる事をおすすめしておきます。
LEDが黒地に黄色で見やすいんだけど白黒反転している事になるのでアイコンデータも全部修正が必要!?
deviationではオリジナルのアイコンを設定できます。アイコンの作成方法はコチラ(英語)が参考になります。
deviationを以前から使用していた方、折角作った愛着あるオリジナルアイコン、白黒反転させてからモデルデータに投入しましょう。
まー、今のところ、それほど致命的な問題点というものでも無く、某ニルバーシュ、じゃないなんでしたっけ?かっちょいい他ブランドの送信機の様な事はなさそうです^^
現在進行形な期待したいムーヴメント
T8SG V2 Plusを基軸として、さらに日本人にとって嬉しい動きがあります。
deviation日本語マニュアル
実はDEVO時代なdeviationについてはdeviationの日本語マニュアルは販売されていたと記憶しています。ひょっとしたらdeviationではなく、deventionの日本語マニュアルかも知れませんが。
mixi:ドローン友の会メンバーさんにも、deviationの日本語マニュアルを作られた方も居ます。
また、現在さらに内容を充実させたものを作られている方もいらっしゃるので、リリースされた時は報告したいと思います。
deviationファームウェアの日本語化
ひょっとしたらもう最新のNightly Buildに入ってるかも知れません。既にソースのベータ版はGithubで公開されており、今後出るファームウェアには日本語表示に変更する事も可能になるそうです^^
T8SG V2 Plus に音声機能!?
本来T8SG V2 Plusには音声読み上げのハードウェアは搭載されていないのですが、比較的簡単な改造でそれが実現できる見通しだそうです。
音声機能はTaranisシリーズなどに代表されるOPEN-TXで既に実装済みですが、同様の事がT8SG V2 Plusでもできるとなると、便利に使えそうですね。FPVしていますと、送信機からの音声による報告が結構ありがたかったりしますから。
deviationの最新情報はmixi:ドローン友の会へ!
ドローンを始めた頃に何をどうしてよいやらもわからず、手探りで作ったコミュニティがmixi:ドローン友の会です。mixi内のコミュニティですので、利用は基本無料(なんか課金すると特典もあるそうですがw 私は課金する気なしですw)。ドローンを始めたばかりの人、空撮ドローンやってる人、レーシングドローン始めたい人、いろんな人が日々入会されています。
クローズドコミュニティなので、入会には申請が必要ですし、インターネット公開はしておりませんので、オトナの対応でお願いします。
今回のT8SG V2 Plusについても、既存のトピック「Deviationファーム送信機」で展開されています。こうしている今も次々と報告が入っており、また、deviation初心者への対応もどんどこ進んでいます。
(おかげで記事のネタができましたありがとうございましたw)
そろそろ帰らないと!
とりあえず今回は「レビュー決まったよ!」な報告なのですが、ついつい…w
また現物が届きましたら、何か新情報入りましたら報告いたしますねー><b
こんばんは。ちょっと訂正です。USBハブの件ですが、まずこれはファームアップデートに失敗した状態でのことです。
またハブ経由でもデバイスとしては認識されている(接続時に例の音がする)のですが、WindowsからUSBストレージとしてフォーマット(本来必要ないはずですが、バグったときはフォーマットしないとUSBドライブとして使えませんでした)が上手くできない状態でした。要するにバグった状態を脱しようとする場合、ハブ経由だとなんだか不安定で上手くいかないと。
正常動作している場合にはハブ経由でも問題なくアクセスできていました。ただバグった状態で違いが出ると言うことは、やはり通常時でも直接接続の方が安心感があるとは言えそうです。
なおこの問題は、T8SG V2 Plusの最近のロットはフラッシュメモリが旧版とは別のものに変更されており、そのへんのハンドリングの違いがNightly Buildに反映されていなかったためにファイルシステムが破壊されていた模様です。ファームウエアにフラッシュメモリチップの自動判別機能を持たせたことによりFixしたとのことでした。
訂正ありがとうございます!
とんすけさんの素早いバグ報告で、その日のうちに訂正が済んで本当によかったです^^
機能はサクッとdeviationサイトと友の会を斜め読みしていましたが、アップデートによって早速恩恵(ヘリ?)もあるようで、不安定ながらも私もソッコーアップデートしてしまいそうな勢いですw
今の所他には致命的なバグはなさそうですし、T8SG V2 Plusは堂々とお勧めできる送信機ですね^^