安過ぎるトイドローン Eachine E65HW サクッとレビュー
2022年1月26日しかも日本倉庫あり!だから到着も早い!
…千葉から!?w
Eachine E65HW WIFI FPV、1080P HDカメラ高度ホールドヘッドレスモードRCドローンクアッドコプター – ブルー Two Batteries
※Wi-Fi FPVが1080p HDとありますが、間違いです。
Wi-Fiカメラ付きのドローンがなんと$20を切ってしまうという。日本円にすれば2千円台で手に入るんです。
しかも国内発送。
現在One Batteryバージョンは販売されて居ませんが、もし販売されていたとしたら、一体いくらで売るつもりだったのかw
スペックコピペ〜
Description:
Brand Name: Eachine
Item Name: E65HW RC Quadcopter
Color: Blue, Green(Option)
Camera: 1080P
Battery: 3.7V 600mAh ← 550mAhってバッテリーには書いてあった
Charging: About 80mins
Flight Time: About 7mins
Control Distance: 30m
Product Size: 16*16*3.9cm
Product Weight: 57g(Not Included Battery)
Features:
– 1080P HD Camera ← 多分違う。いや、明らかに違うw
– 360° 3D Flips&Rolls
– Headless Mode
– Altitude Hold Mode
– Speed Switch
– LED Light
– One Key Take off/Landing
– One Key Return
– Low Battery Alarm
– Gravity Sensor Control
– Route Planning
Package Included:
1 x E65HW RC Quadcopter
2 x Battery
1 x Remote Controller
4 x Spare propellers
1 x USB Charging Cable
1 x Screwdriver
1 x User Manual
Gravity Sensor Control、Route Planningは試して居ません。これ、スマホ操縦時のみできる機能ですね。
カメラはWi-Fi伝送のみだったと思います。記憶に新しいところではHolyStoneのドローンHS420(1万5千円)もWi-Fi伝送映像でしたが、明らかにE65HWは劣ります。値段のことを考えれば、私は全然納得しちゃうんですけれども。
カメラ無しドローンで2千円台で販売されているものを見つけ出すのも困難な物価高傾向にあって、たとえお慰み程度でもカメラがあるのはありがたいと思います。
設定不要!Ready to Flyセット
電源を入れればバインドされるお手軽仕様。コントローラーには別途単4乾電池が4本必要です。
Wi-Fiカメラを使うためには、あらかじめEachineアプリをインストールしておく必要があります。アプリはiOS版とAndroid版が用意されています。
マニュアルは日本語ページもあり、(言語的に)わかりやすいです。
飛行手順
- ドローン本体の電源を入れ、水平な場所に置いて待機
- スマホのWi-Fi接続先をドローンに
- アプリ起動。E65HWを選ぶ
- コントローラーの電源を入れる
スマホの接続よりも先にコントローラーを起動しても問題ないかも知れません。
私的には、バインドされるまで、なんの制御も受けない状態でドローン本体が放置されている事が少し心配。
今までにこの放置プレイでドローンが勝手にすっ飛んでいった事はありませんが、どこぞの頭の良い人が懸念しているドローンの乗っ取り利用を想像すると、あんまり良くない運用方法なのかなと。
で、このおもちゃドローン、リモート距離30mです。もちろん見通しの良い状態で、混線の恐れの無い電波状況でのはなし。仮にテロリストが30mの見通しの良い場所からこのドローンを乗っ取ってテロ利用しようと考えた際、それは果たして成功するもんでしょうかねw
その光景を想像すると苦笑いしか浮かばないんですけれども。
飛行前は必ずジャイロリセットを!?
E65HWはスロットルレバーを押し込む事が離着陸ボタンとなっています。発動すると大体1.5m〜2mくらいの高さまで浮上しホバリングします(オプティカルフローが無いので水平方向にずれていきます)。
バインドしてそのままワン・キー・テイク・オフを行うと、必ずと言ってよいほどあらぬ方向へすっとんで行きます。
これに気付かず何度もリテイクしたというね><
割と頑丈な光るフープフレームは安心
このところコン詰めてMoblite7改を飛ばしている私。もう毎度の様にフレームを割って居ます><
E65HWのレビューフライトをしている際も、実は結構ぶつけて居ますw
しかし、それでモーターロックがかかって墜落する事はなく、そのまま飛び続けてくれました。
動画でも1度ゲートに当ててしまってますが、概ねあの感じです。
操縦がおぼつかない人でもとりあえずは安心して飛ばせるかなと。
コントローラー…なんとかなりませんかね
もう諦めてますが、付属する専用コントローラーはもうどうしようもないくらいに使いにくいですw
プラスチック製のスティック、かなり精度の悪いセンサー。5段階くらい(−100%、−50%、0%、50%、100%)しかないんじゃなかと。
そりゃFPV用の送信機ってそれだけで余裕で1万円超えたりしていますけれども、おもちゃなんだからコントローラーの品質落として安くしたい気持ちもわかるんですけど、使う側としてはまともにいうこと聞いてくれないもので常に飛ばさなければならない方がつらい。
BayangだのS-FHSSだの、多くのユーザーが居る(であろう)プロトコルにして、「付属コントローラーが気に入らなかったら手持ちのマルチプロトコル送信機で運用して?」とすればいいのに。
Eachineさん、TX16S出してるじゃないですかー。
Wi-Fiカメラには期待しないで
さすがは2千円台。Wi-Fiカメラのクォリティは絶望的です。画面を見ながら操縦はもはや不可能レベル。記録された動画(iOSであれば写真に保存されます)はなぜか4:3。そして発色も解像度もおもちゃ品質。あ、そうだったコレは安物のおもちゃだったと再認識できますw
静止画はなぜか16:9。こちらも写真に保存されるので、そのままSNSに投稿したりも出来ますね。
動画で640 x 480p / 15fps、静止画で1280 x 720p。はい、実用性としてはかなり厳しいです。音声は記録されません。
YouTube
眠い目をこすりこすり作った動画なのできっとミスもあると思いますが、そこもじぞまえクォリティーということでお許しくださいw
2千円台で買えると思えば上出来
なんだかんだ言ってもE65HWは3千円していないんですよね。いや、3千円台でもこのクォリティーだったら納得してたかも。毎度ジャイロリセットが必要なだけで、そこそこちゃんとホバリングしてますし、ダクトフレームはピカーと光って映えるし、ぶつけてもなんともなかったし、ワンキーで3Dフリップ、ヘッドレスモードなどのパフォーマンスフライトも楽しめるし、Wi-Fiカメラだってある。カメラ角度は正面から下向きに手動でチルトできる。
コストパフォーマンスは最強だと思います。
これ以上を望むなら、もう数万円握りしめてDJI買ってくるべき。数万円にぎりしめてFPVドローンはじめるべき。
お子様に空飛ぶおもちゃを買ってあげたいお父さんや、ドローンがどんなものかのとっつきに、まずは2千円ちょっとの投資で。どうでしょうかね?
(それでも私はドローンを始めたいならまずはシミュレーター環境からだと思って居ます)